医師:出島病院(緩和ケア科)

Interview
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チーム医療で患者さんと
ご家族の希望に寄り添う

出島病院
緩和ケア科医師

Q 仕事のやりがいや喜びは
どんな時ですか?

顔 医師、看護師、リハビリスタッフ、薬剤師、栄養士…それぞれの専門分野のプロが集まってチームとなり、そのチームの力で、患者さんやご家族に寄り添えることが嬉しいですね。
私自身、料理はあまり得意ではないですが、患者さんが“美味しいごはんが食べたい”と希望すると、栄養士と調理師が土鍋で炊いたつやつやのごはんを、食べられる形で提供してくれます。
お風呂に入りたいと希望する方には看護師が気持ちよく入浴できるように対応してくれます。各職種が患者さんの希望に寄り添い、私にできることは何か?と考え、動く職員ばかりですね。
入院・外来以外にも訪問診療もしているので、チームには出島病院の職員だけではなく、地域在宅医療の先生たちにも入っていただき、カンファランスを実施します。長崎で緩和ケアが必要な人達を地域全体でケアして、“長崎で生きて、最後を過ごせてよかった”と思ってもらえるように活動すること、とてもやりがいがあると日々思っています。

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Q どのような働き方ができていますか?

顔 やりたいと思うことは実現させてくれる自由度が高い職場だと思います。
“娘さんの結婚式に参列したい“と希望された患者さんがいらっしゃいました。当日体調不良があったときに、すぐに対応できるように準備するのはもちろんですが、病室で着付けやヘアセットも準備し、病院から式場に直行して、参列をしていただきました。
何か急変した時の為に私も同行し、同時に遠くから、望遠カメラで幸せいっぱいのシーンの写真を撮りました。式後、その写真を病室に飾りました。患者さんは、その写真を見てとても嬉しそうに過ごしていました。
こういった、治療だけではない‟+α“をすることが、緩和ケアだと思っていますので、このような希望にも「是非、行ってきてください!」という言葉かけができる職場です。

Q 患者さんと関わるときに
大切にしていることは何ですか?

顔 患者さんとご家族の“希望に寄り添う”ことです。いろんなお話やお気持ち、考えを傾聴して、気持ちを受け入れます。10人いれば10通りの希望があるので、寄り添ってその中でできることを精一杯ケアする、これがとても大切だと思います。医療の場では“寄り添う”という言葉はよく使われると思いますが、緩和ケアにおいてはキーワードだと思っています。

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1日の業務スケジュール
08:00
出勤
08:40
朝礼
訪問診療カンファランス
病棟カンファランス
回診
11:00
入院対応
12:30
訪問診療(2件)
15:00
委員会
カルテ作成、処方
17:30
当直

※流動的なスケジュールですので、参考程度にご覧ください。

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就職希望者へのメッセージ
をお願いします

当院は37床の長崎で唯一の緩和ケア専門病院です。他職種カンファランスなどを通じて、全職種一丸となって患者さんとご家族に寄り添い、温かく質の高い緩和ケアの提供を目標に日々取り組んでいます。月2回地域の方に向けた緩和ケア研修の【出島塾】や毎日のカンファランス・勉強会も定期的に開催し、症例や取組みについて学ぶ機会も整えています。
当院の雰囲気や方針に共感いただける方、これから更に必要とされる緩和ケアに一緒に取り組んでみたいとお考えの方、是非お越しください。見学や面談からでも大丈夫です!お待ちしています。

情報

  • ・新入院患者:1~3名/日
  • ・外来患者:2~4名/日
  • ・退院患者:1~2名/日
  • ・訪問診療受け持ち:5名程度/医師1人
  • ・入院受け持ち:10~15名程度/医師1人
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