春回会 長崎北病院 リハビリテーション部

リハビリテーションとは

リハビリテーション( 以下リハビリ)では、病気やケガなどによって難しくなった動作を、出来る限り自分で行える様に練習し、自律した生活を送ることができるよう支援させていただきます。
練習はリハビリ室だけでなく、病室/病棟/屋外など、生活場面に合わせていろいろな場所で行います。

理学療法:PT

理学療法

運動療法や物理療法などを行い、日常生活に必要な基本となる動作(起きる、座る、立つ、歩くなど)を練習し、身体の動きが良くなるように支援します。

  • 運動療法・・・筋力や関節の動きを改善し、運動能力を高める。
  • 物理療法・・・温熱療法などを行い、痛みや循環の改善を図る。

作業療法:OT

作業療法

手の動きや日常生活動作(食事、更衣、トイレ、入浴など)、家事動作の練習などを行い、安全に生活できるようになるよう支援します。
また、手作業や読み書き計算などの活動を通して、物事を考える力や集中して行う力をつける練習を行います。

言語療法:ST

言語療法

ことばがしゃべりにくくなった方に対して、話す/ 読む/ 書くなどの練習を行い、コミュニケーションがとりやすくなるように支援します。
また、食べたり飲んだりしにくくなった方に、飲み込みの練習や工夫などを行い、安全に食事が摂れるよう支援します。

リハビリテーション部の
理念・目標

大木田治夫

総合リハビリテーション部
科長 大木田治夫

 長崎北病院リハビリテーション部のホームページに来て頂きありがとうございます。
 このホームページでは、長崎北病院リハビリテーション部の日々の活動状況や特徴などをお伝えしたいと思います。
 長崎北病院のリハビリテーションは当院開設より約40年、数人のスタッフから始まり、総合リハビリテーション承認施設の取得や回復期リハビリテーション病棟の開設に伴いスタッフ数も150名ほどに拡大してきました。
 365日、2~3時間/1日のリハビリテーションの提供を行い、患者さまの心身機能や日常生活動作の向上の支援に努めています。
 長崎北病院は神経内科に特化した病院で、脳卒中や神経難病の患者さまが多くいらっしゃいます。
 例えば、脳卒中のリハビリテーションでは、“促通反復療法”を基本に電気刺激や振動刺激、歩行支援ロボットHALを活用した効果的なリハビリテーションで機能回復を促進しています。
そして自宅へ退院される場合には、退院前後で自宅を訪問し、患者さまの生活環境を想定したリハビリテーションを実践しQOLの向上に努めています。
 長崎北病院のリハビリテーションは、“Patients First”の基本理念のもと、患者さまのリハビリテーションに効果が期待できるものは積極的に取り入れ実践し、そして検証する。これからも患者さまに真心のこもった最善のリハビリテーションが提供できるよう職員一同努力してまいります。

長崎北病院 リハビリテーション部科長

大木田 治夫

リハビリテーション部の
体制

当院では、総員約150名(PT:80 OT:50 ST:20)のリハビリスタッフが各病棟に配属され、各病棟の患者さまのリハビリを行っています。

リハビリテーション部の体制

チーム医療による集中的なリハビリで患者さまの回復を支援します!

当院ではリハビリスタッフや医療ソーシャルワーカーが病棟に配属されているため、より蜜に医師や看護師、他コメディカルと連携することができます。
頻回なカンファレンスや回診などを行い、チームアプローチで患者さまの回復を支援しています。

チーム医療

入院から退院までの流れ

入 院

リハビリが必要と主治医が判断すると主治医より「リハビリ」が処方されます。
リハビリスタッフは現在の身体状況を把握するために「リハビリ初診」を行います。

入院

リハビリ開始

リハビリスタッフは、その方の身体状態に合わせてプログラムを作成し、リハビリが開始されます。
リハビリは身体状態やその日の検査予定などを考慮し、1日あたり2~3時間実施します。
回復にあわせて随時、プログラムを変更しながらリハビリを行います。

リハビリ開始

面 談

入院中は面談や話し合いを行い、リハビリを行う上での「目標」や「入院期間」などの今後の方針を決定します。
必要に応じて、退院後に介護保険サービス等を利用できるように介護保険の申請を行います。

面談 面談

家屋改修・外出外泊練習

通常のリハビリを行いながら、必要に応じて実際に自宅を訪問し、家屋状況を確認します。
その際、退院後に生活しやすくなるように「家屋改修」などの提案や助言を行います。
改修後は「外出・外泊練習」などを行い、退院後の生活に向けた練習や調整を行います。

家屋改修・外出外泊練習

退院支援・退院準備

退院前には退院後の生活に関わるスタッフが集まり、話し合い(ケア会議)を行います。
また本人や家族に自宅で行える自主トレの指導や動作指導、介助指導などを行い、退院となります。

退院支援・退院準備

退 院

入院から在宅まで
連携したリハビリ

当院では急性期一般病棟・回復期リハビリ病棟・生活期療養病棟を併せ持っているため、患者さまの症状に応じて入院から退院後の生活まで、さまざまな関わりの中でリハビリアプローチを提供しています。

また系列施設として井上病院(急性期)や出島病院(緩和病床)、訪問看護ステーション(訪問リハビリ)、通所リハビリなどがありますので、病院の特性に応じて、法人内の互いの病院で連携を取り、地域包括ケアシステムの実践を目指し、病院で、在宅で、施設で、患者さまの生活を支えていきます。

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