看護部

看護部

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看護部理念

患者さま、ご家族のナラティブを尊重し、
全てのいたみに対し根拠に基づいた
緩和ケアを提供する


社会医療法人春回会 出島病院
JNA認定看護管理者
看護部長 菅 多恵子


患者さま、ご家族にとっての最善は・・・、

出島病院では、患者さま・ご家族のそれぞれの希望や問題に対し、多職種で倫理 カンファレンスを積極的に行っています。 では、どのようなことが倫理問題となるか。 QOL、患者さまの希望に関すること、治療、検査の適応、説明に関すること、苦痛緩和、鎮静に関することなどが挙げられます。 QOL、患者さまの希望に関することでは、誤嚥のリスクがある患者さまの、トロミなしでの飲水や食事の希望について ・誤嚥を繰り返し、食べることが苦痛となっている患者さまに、食事を食べさせ たいと願うご家族の希望 ・通過障害のある患者さまの食べたい思い、食べさせたい家族の思い ・ビールを飲みたい、お酒を飲みたい、たばこを吸いたい ・呼吸苦があるが、歩きたい、自分でトイレに行きたい ・自由に買い物に行きたい ・ペットに会いたい ・今後の療養先について など、さまざまな問題があります。今後の療養先については、「これから、ど うしたい」、「どこで過ごしたい」かは、患者さまと、ご家族の希望が合わない場 合も多々あります。家で過ごしたいという思いをストレートに出せる方と、ご家 族の介護負担を考え、その思いをのみ込む方もいらっしゃいます。ご家族の介護負担については、訪問診療や訪問看護、訪問リハビリ、訪問栄養などでご家族の 状況に応じ介入しております。 それぞれの思いやケースに寄り添った意思決定を支援するため、医師をはじ めとした全ての専門職が集まり、日々話合いをするのが倫理カンファレンスで す。同じ問題でも、答えはさまざまで支援も異なりますが、ひとつだけ変わらな いのは、その時々の患者様とご家族の思いの揺らぎに寄り添うことです。

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【看護部紹介】

◆看護職員数

看護師35名、介護福祉士3名、看護補助者8名、メッセンジャ―2名、病棟クラーク1名

◆認定看護師

緩和ケア認定看護師2名 、がん性疼痛看護認定看護師1名

看護単位 3単位

緩和ケア病棟(7:1)2単位 (37床) (第1病棟;20床 第2病棟;17床)

緩和外来、緩和看護外来、訪問看護

◆病棟 2交替制勤務(日勤8:45~17:30  夜勤17:00~9:00)

◆看護師平均年齢 45.3歳(2021年10月現在)

◆平均勤続年数   9年

◆ELNEC-Jコアカリキュラム受講率;95%

◆緩和ケア病棟ラダー(JNAクリニカルラダー)

◆BSC目標管理

◆セル看護方式

 

【地域に向けた緩和ケア研修】

出島塾公開研修予定  13:30~14:00

2022年度 (オンライン研修)

講義内容 講師
5月19日 地域における出島病院の役割と緩和ケア 北條院長
6月2日 緩和面談・入退院支援 地域医療連携室
(平山)
6月16日 疼痛コントロールと緩和ケア
(医師の立場から)
北條院長
7月7日 疼痛管理に用いる薬剤について 薬剤師
(益子)
7月21日 疼痛と苦痛緩和(看護師の立場から) 緩和ケア認定看護師
(古田)
8月4日 骨転移患者に対する動作時の
リスクマネジメント
理学療法士
(山本)
8月18日 呼吸器症状(呼吸困難感)と苦痛緩和 がん性疼痛看護認定
看護師 (岩本)
9月1日 美味しく・楽しく・安全な食事提供を目指して 管理栄養士
(吉本)
9月15日 便秘と苦痛緩和 緩和ケア認定看護師
(岩永)
10月6日 スピリチュアルケアを学ぼう!
~3次元存在論について~
廣川看護師
10月20日 がん末期患者の在宅支援 ケアプランセンター
ひまわり (楠本CM)
11月10日 緩和ケアにおける
メディカルソーシャルワーカーの役割
地域医療連携室
(向原)
11月24日 全身倦怠感と苦痛緩和 緩和ケア認定看護師
(古田)
12月8日 せん妄と苦痛緩和 緩和ケア認定看護師
(岩永)
12月22日 出島から広げる食支援 管理栄養士
(白石)
1月12日 外来看護師における在宅支援 外来看護師
(清水)
1月26日 在宅支援・訪問診療 吉川医師
2月9日 出島病院におけるがん患者への
リハビリの関り
作業療法士
(福見)
2月16日 医療用麻薬とその管理について 薬剤師
(益子)
3月2日 緩和ケアにおける多職種カンファ 当院スタッフ

*出島塾へ参加ご希望の方へ

①施設名  ②参加希望者氏名(職種) ③連絡先(メールアドレス・電話番号)  ④参加希望の研修名

を記載し、下記メールアドレスで送付ください。

suga@shunkaikai.jp

後日、参加受付のメールと、研修参加のURL、終了後のアンケートのURL、資料を送付いたします。

宜しくお願いいたします。

 

 

緩和ケア研修会 特別講演 1回/年  

日 時      ; 未定

 

 

【ボランティア活動】

セラピューティックケア 2名

◆ビハーラ(傾聴) 1名

*現在は、COVID-19感染症対策により、休止中です。

 

【看護部2020年度の活動】

1. 病棟 セル看護方式

1名の看護師が重症度医療看護必要度の高い患者さまを4~5人担当します。緩和ケアの特性上、患者さまの側で仕事を することが拡散してはいけません。しかし、患者さまの側にいたいと思っている看護師にとっても、患者さまの側にいつづけることは簡単ではありません。

*受け持ち患者の均等割り振り ⇒ 日々のリーダー・フリーをなくし受け持ち患者を減らしケアを手厚く。

セル看護では,看護師1人当たりの業務量軽減のため,師長を除く日勤看護師全員が日単位に患者を割り振られ,担当患者に対するあらゆる業務を受け持ちます。病室の中や廊下で見守ることで、ナースコールの対応がスムーズになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. 認定看護師活動

◆緩和ケア研修 出島塾 企画・講師

◆質の高い緩和ケアの教育(看護師教育)

◆退院時同行訪問

◆緩和看護外来

◆訪問診療・訪問看護

◆院外研修講師

◆県立大学、活水大学 実習指導者

 

3. 2020年度 実績

◆ カンファレンス(一部抜粋)

・倫理カンファレンス 256件 (うちCOVID-19感染症関連 80件)

・合同カンファレンス(キャンサーボード) 4回/月

◆ 外出支援 リハビリスタッフ、看護師合計 36件

◆ 訪問リハビリ 227件

◆ 緩和外来;緩和看護外来97件、 0期の家屋調査 19件

◆ 学会発表 2件 (看護、リハビリ)

緩和・支持・心のケア合同学術集会

①独立型緩和ケア専門病院におけるCOVID-19感染症対策

~感染予防とQOLを両立するジレンマ~

②緩和外来患者における身体機能評価は、入院の予測因子となりうるか

~Short Physical Performance Batteryの有効性~

  • 誌上発表 1件 (看護) 医療安全推進ジャーナル

緩和ケア病棟におけるITの取り組み

  • 実習受け入れ;県立大学

成人看護学緩和ケア実習(ZOOM)10月~3月 計63名

 

◆ 県立大学 成人看護学緩和ケア実習

第2波~第3波のコロナ禍の中、臨地実習が困難となりました。そこで、県立大学の先生と話合いZOOMでの実習に切り替えました。

2020年10月~2021年3月までの期間で63名の実習を実施しました。

全人的苦痛の視点から事例を分析し、ZOOMでカンファレンスを実施することで緩和ケアを実習してもらいました。

また、緩和ケア病棟での麻薬管理や皮下点滴の様子、多職種合同カンファレンスを動画に取り、病院での様子を学んでもらいました。

最後には、指導者である認定看護師の「心に残った看護」を語ってもらい、ケアの難しさや看護のすばらしさをお伝えする事ができたと思います。

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