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大腸検査を希望される方へ

大腸がんの現状

がん死因に占める大腸がんの死亡率は男性3位、女性1位となっております。大腸がんは中年で多く、高齢になるほど発症率は高くなっていきます。また、日本でも食生活が戦後から急激に欧米化したことの影響などにより、昔と比べて増加傾向です。

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大腸がんになりやすい人

大腸がんは、生活習慣の見直しなどで予防することができる病気です。以下に当てはまる人は生活習慣の改善に努めましょう。

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こんな症状に注意

大腸がんは初期症状がほとんど現れませんが、進行すると症状が現れることがあります。以下の症状に当てはまる人は一度検査を受けてみてください。

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大腸がんの発見には便潜血検査と大腸検査が有用です

便潜血検査

便に潜む血液の有無を調べる検査、いわゆる検便を行います。
大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際に便と組織が擦れて血液が付着します。便潜血検査では便に血が混じっているかどうか調べ、目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。便潜血検査を受けることで、がん検診の中でも最も死亡率が下がる事が証明されています。

「便潜血陽性」ってどういうこと?

便潜血陽性(+)とは、採取していただいた便の中に、血液が混じっている状態のことを言います。

便潜血が陽性になる理由としては・・・

大腸がんや大腸ポリープ、その他にも炎症性腸疾患・痔核や裂肛などの肛門の病気でも便潜血が陽性となる可能性はあります。

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便潜血陽性の結果がでたら、大腸検査をしましょう!

当院では、大腸内視鏡検査・大腸CT検査を行っております。

大腸内視鏡検査について

大腸内視鏡検査は、カメラを肛門から挿入し大腸の内側を観察します。これにより、ポリープやがん、出血、炎症等をカメラ画面で観察し診断できます。

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検査の流れ

  1. 検査前に一度来院して頂き、洗浄液(下剤)の飲み方を説明し、説明書と洗浄液をお渡しします。
  2. 検査前日・当日は説明書に沿って夕食、下剤・洗浄液を内服して頂きます。
  3. 腸管内がきれいになったら検査開始になります。洗浄液は便を洗い流す作用がありますので、下痢の時の排便と同様の状態です。濁った便が薄い黄色、または透明になりましたら検査可能です。
  4. 検査中は、点滴を行い、鎮痛剤や鎮静剤を使うことがあります。鎮痛剤や鎮静剤を使用した場合は30分~1時間程度休んで頂きます。なお、お車の運転はできませんので、ご注意ください。

<注意事項>

  • ワーファリン、パナルジン、バイアスピリンなどの抗凝固剤内服中の方は検査前にお知らせください。
  • 緑内障・心臓病・甲状腺機能亢進症・前立腺肥大症の既往のある方は検査前にお知らせください。
  • 当センターでは、ポリープの切除術などの治療は行っていません。検査にて治療が必要なポリープなどが発見された場合は、井上病院や治療可能な病院へご紹介いたします。

大腸CT検査について

肛門から細いチューブを挿入して、そこから炭酸ガス(CO₂)を入れて大腸を膨らませた状態で、CT画像を撮影します。それをもとに内視鏡検査に類似した大腸画像を得ることができる検査です。大腸ポリープや腫瘍の診断を目的としています。また、CT検査ですので、大腸以外の臓器(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓など)の病気が見つかることもあります。

大腸内視鏡検査との比較

大腸内視鏡検査と比較すると大腸CT検査は以下のような特徴があります。

長所 短所
・検査時間が短い

・検査時の苦痛が少ない

・腸管洗浄剤が少なくて済む

・内視鏡が通過できないような腫瘤や狭窄がある人でも検査可能である

・医療被ばくがある

・5mm以下のポリープは見つけにくい

・細胞の検査(生検)やポリープ切除などの治療はできない

・病変の色や硬さの情報は得られない

大腸がん検診の重要性

大腸がんは腺腫性ポリープから発生すると言われています。また、5mm以下の大腸ポリープが悪性化するのは稀と言われていますが、大きさが10mmを超えると悪性化する確率が急激に高くなります。つまり、大腸がんの早期発見には6~10mm程度のポリープを見つけることが重要ということです。また、早期の大腸がんは症状がほとんどありません。症状がでる前の早期がんを発見・治療することが重要と言えます。

実際の大腸CT検査の流れ

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大腸CT検査の臨床画像例

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