緩和ケアについて

緩和ケアとは

緩和ケアとは、「命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し、和らげる事を通して向上させるアプローチである。」とされてます。

<2018年に改訂されたWHOの緩和ケアの定義より>

緩和ケア病院とは

がんに対する治療を終了された又は中断された患者さまとご家族に対し、疼痛や不安などのつらい症状を軽くする治療を入院や外来で行います。ご自宅に帰りたい方にも細かく対応し、安心して帰ることができるよう支援します。
患者さま、ご家族の方にとってより良い時間を過ごして頂けるようQOLの向上を目標にケアを行っています。

当院の緩和ケア病棟

出島病院(旧朝永病院)は、1995年(平成7年)に、長崎県では初となる緩和ケア病棟を開設しました。当初は12床でしたが、入院をご希望される方が多くなってこられたことから、現在では37床へ増床し、長崎県では初めての独立型緩和ケア専門病院になります。